みなさん、こんにちは!
多治見市・可児市で注文住宅を施工しております『ひかりハウジング』の伊藤です。
さて、前回までに返済期間が長期に渡ること、銀行の審査基準が違うため自身に合った銀行選びが重要であることはお伝えしました。
住宅ローンの条件は自身にとって最善のものか?
転職後の場合には、勤続年数などの条件は?
自営業の場合は? など、まずは銀行を知ることが重要です。
今回は、銀行選びが重要な理由 ③銀行の適用金利が違う についてお話します。
銀行によって実際の住宅ローン実行金利が違うのはご存知ですか?
それはなぜでしょう。
まずは、取決めが自身の銀行でされていることが挙げられます。
現在日本には数多くの銀行があります。
都市銀行、ネット銀行、信託銀行、地方銀行、その他の銀行など様々です。
オンラインを利用し、全て自分で事前審査から申込、契約まで行うことで金利が低く設定されているケースもあります。
住宅ローンは一般貸出と比べると貸倒率が低いローンです。
「家だけは失いたくない!」
生活にたとえ困ったとしても、最優先に返済する方が多いのが現状です。
その結果、通常の融資よりも10倍ほど安全な融資と言われています。
だからこそ、どの金融機関も条件の良い借主に借りてもらうために努力しています。
それが、昨今の低金利の中でも、まだ下がるのか!という金利での貸出になります。
ネット銀行などは店舗を持たない、つまりランニングコストが低く抑えられることから金利もまた一段と低い傾向にあります。
実際0.2%代の銀行もあります。(ブログ記載時)
それでは、同じ2,000万円を0.4%と0.5%で35年借りた場合の実際の数字を見てみましょう。
事例『0.4%が35年ずっと続いた場合』
毎月返済金額:¥51,038
総返済額:¥21,435,983
事例『0.5%が35年ずっと続いた場合』
毎月返済金額:¥51,917
総返済額:¥21,805,171
0.1%の差は35年で¥369,188となります。1年に換算すると約1万円の差です。
わずかな差でも長期間になることで金利差を生みます。
そのため、銀行選びの際には住宅ローン金利に着目することも大切になります。
ネット銀行は金利が低いメリットもありますが、落とし穴もあるので注意が必要です。
ネットなどは入力した数字のみで審査していきます。
万が一、入力が間違っていたら?
数字のみの審査であるため、いざ借入する際に審査が通らないなんてケースもよく耳にします。
そうならないためにも、できるだけ早く本審査まで受けることをおススメします。
そして、私たちの住まいの近くにある最も身近な金融機関について。
ネットより金利が多少高くても、返済が難しくなり条件変更などの相談の際に、支店に行って窓口で直接相談できる利点があります。
また、建築業者が金融機関と提携していることで、金利の恩恵が受けられるケースもあります。
上で計算した実際の差をみて、余分に支払ってでも相談できる場所が身近にあることがよいのか?
いやいや、金利重視なのか?
手続きに関しても、お話を聞きながらできる窓口派ですか?
それとも、いつでも手続きできるネット完結派ですか?
あなたならどちらを選びますか?
住宅購入や建築の際は、決めることが本当にたくさんあります。
プラスしてお金のことも考えていかないといけません。
多少面倒かもしれませんが、その過程も住宅という夢を叶えていく過程として楽しんでみてはいかがですか?
住宅ローン金利は、借入する金融機関によって違います。
2つの銀行くらいは金利の条件などを比較してみる価値はあると思います。
銀行に直接相談に行くことにハードルを感じる方も多いと思います。
私たちは多くの銀行さんと関わらせて頂いていますので、少し不安があったり、手間を感じる場合には、気軽にご相談ください。
住宅建築に住宅ローンを利用する場合には避けて通れない銀行審査、どこの建築会社で建てる場合にも必要ですので、まずはご相談くださいね。
次回は・・・
④住宅に付随する「団信」の種類がちがう についてお話したいと思います。
それでは、また、次回までお楽しみに!