こんにちは。
年中無休で汗かきな営業部の中川です。
まだまだ寒さの残るこの季節、体調管理には充分お気を付けください。
さて、前回は住宅の断熱に関するお話を桐本がしていましたね。
私も10年前にマイホームを建てましたが、暑くて寒いです。
その理由は断熱材と窓に原因がありますが、もう一つ見落としがちな構造にフォーカスしたいと思います。
構造は何が良い!?という論争は昔からありますが、皆さんは気にしたことはありますか?
まずは今、あなたが住んでいる家を思い浮かべてください。
外観や内装はわかっても、中身(構造や断熱)まで知っている人、少ないですよね?
もう少し想像してください。
今の住まいに満足していますか?
寒い、暑い、光熱費が高い、壁が薄い、狭い、収納が少ない、その上家賃が高い。。。
この原因の多くは、構造が関係しています。
???なんで??? と思った方は、私と一緒に考えてみましょう!
ちなみにですが、細かいことは書きませんので、ご容赦ください。
建物は用途や目的に合わせて構造は採用されています。
アパートなら、軽量鉄骨造や木造。
マンションなら、RC(鉄筋コンクリート造)。
ご実家はいかがでしょう?
さて、アパートにお住いの皆さん、快適にお住まいですか?
冬は寒くないです?夏は暑くないです?
隣や上下階の音に悩ませられたり、困らせたりはしていませんか?
収納が少なくて、部屋にモノが溢れていませんか?
その暮らしに家賃は見合っていますか?
私も賃貸住宅に住んでいた時は、不満が多かったことを思い出します。
では、なぜ快適ではないのか???
構造にフォーカスしてお話をします。
構造の種類、特徴、メリット、デメリットを挙げたいと思います。
【鉄骨造】
まさに鉄を骨組みにした建物です。
鉄という頑強なイメージがあり、安心感があるのではと思います。
特徴は、大空間や大規模建築に向いており、施工も早く、大量生産が可能です。
それによって、アパート建築でも多く採用されています。
しかしながら、弱点もあります。
それは、熱とサビと重さと変形と価格です。
熱
クルマをイメージしてください。
炎天下の駐車場で、ボンネットに手をついてみたらどうなりますか?
ジュ―――― です。
熱伝導率が高いため、熱の影響をモロに受けます。
ということは、構造体に熱を伝えないように断熱しないと、とても住めません。
また、火災時には高温に耐えきれず、変形や崩壊ということを招くこともあります。
お知り合いに消防士さんがいたら、こっそり聞いてみてください。
サビ
説明するまでもないですね。
鉄は錆びます。もちろん防錆加工などの対策はあります。
でも中身までは。。。
重さ
鉄は重いです。当たり前です。
では、それを支える地盤、基礎のことを考えてあげましょう。
つまり、丈夫なものにしなければ耐え切れません。
その分のコストもかかりますので、ご注意を。
変形
鉄は強い!
鉄は外力には強いですが、最強ではありません。
クルマも鉄でできていますが、事故るとクチャっとなります。(フレームまで)
建物も火災や地震で変形しなくもないです。
ただ、建物はクルマと違い、板金などで元に戻すことはできません。
しかもこの場合、火災保険でも対応ができない場合も。
価格
単純に木造と鉄骨造では、鉄骨造の方が、木造に比べて、約1.5倍高くなります。
※材質や工法などによって差がありますので、イメージ数値です。
その理由は、ここでは書きにくいので、控えさせていただきます。
【木造】
さて、いよいよ木造の出番です。
鉄骨が悪いと言いません。(悪そうな書き方に見えたかも)
悪いとは言いませんが、マイホームを建てるなら、木造がおススメです。
理由は、鉄骨のデメリットが、木造のメリットだからです。
以上です。
おいっ!とツッコミがきそうなので、少しだけ。
木造には、昔ながらの在来工法と言われると、歴史は古いが認知度が高くないツーバイフォー工法があります。
その前に、特徴を簡単にまとめます。
熱伝導率が低く、熱の影響を受けにくい。
炎天下の公園の木のベンチに座っているのを想像してください。
!!熱くない!!
そう、そういうことです。
サビはないですが、カビは気を付ける
木の性質上、湿気によるカビは気を付けなければなりません。
これを防ぐために、なるべく壁体内に湿気を入れない工夫が必要です。
それの一つに断熱材選びです。
隙間なく充填できる発砲ウレタンが有効であり、気密性、断熱性も高まります。
※詳しくは前回の桐本ブログをご参照ください。
鉄よりは軽い
説明不要でしょう。
変形
鉄と違い、木は呼吸をします。
木の繊維の隙間があるため、水分を吸って、吐きます。
その結果、季節や住環境によっては、収縮します。
※鉄も膨張するため、電車の線路には隙間がありますが。
ですから、鉄骨ほどの精度をだすことは難しいです。
ここは上手く換気などをして、住宅の性能にまかせっきりにしないことが、大切です。
また、木は火に強い!?という記事が、ひかりハウジングのホームページに隠れていますので、探してみてください。※隠してはいませんが。。。
ツーバイフォー工法の場合、省令準耐火構造となるため、火災保険料が通常の木造に比べて、約半分ぐらいになります。
これで諸経費も抑えられますので、一石二鳥です。
まだまだありますが、書ききれません。
なんとなく参考になればと思います。
今回は構造材の話でしたが、工法での違いも出てきます。
『 木造軸組工法 通称:在来 』 と 『 木造枠組壁工法 通称:ツーバイフォー 』
工法の違いでは、耐震性・耐火性・耐久性・耐風性・断熱性・遮音性などの性能比較があります。
※今回はしません。
最後になりますが、なんの話をしていましたっけ?覚えていますか?
そうです! 寒さ、暑さ対策は構造も関係しています!の話です。
そして、今の住まいに不満があれば、今の不満を解消できる家を持つことです。
快適のポイントは、それぞれあると思いますが、
・住む人が暮らしやすく、健康であること。
・家自体も健康であること。
・ふところ(お財布)も健康であること。
これが、家族にとっての快適であり、大切にするといいことです。
さて、今のお住まいは?
あなたが自分で選んだと思ったものは、選ばされたものかもしれません。
信じるか信じないかは、あなた次第です!
それではまたお会いしましょう。
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